突然の訃報に驚いております。
4月12日、声優の藤原啓治さんが癌のため55歳の若さでこの世を去ったということです。
藤原啓治さんといえば、髭面眼鏡といえばこの人!!という役の印象がとても強いですが、国民的アニメのクレヨンしんちゃんの父「野原ひろし」としてオタクにかぎらず幅広い層にその演技を認知されていらっしゃる方です。
辛すぎる……。
今回は藤原啓治さんを振り返ってご紹介していきます
藤原啓治プロフィール
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藤原啓治さんといえば、
「クレヨンしんちゃん」の野原ひろし
「鋼の錬金術師」のマース・ヒューズ
その他「HUNTER×HUNTER」のレオリオ、「アイアンマン」のトニー・タークス(吹き替え)など本当に数多くの作品に出演しており、絶対にどこかで一度は聴いたことのある声優代表の一人でしょう。
青年からイケオジに老人、そこら辺に居そうなお父さんから個性的なキャラクター、熱血・クールとまで本当に幅広く演じられてこられた藤原啓治さん。
また、「ケロロ軍曹」などのようにナレーションの担当や「カッコカワイイ宣言!」での音響監督デビューと本当に幅広く仕事を手掛け、芸能事務所「株式会社AIR AGENCY」の設立者でもあります。
生まれは東京ですが育ったのはほとんど岩手であり本人も「ほぼ岩手人」と言っていたことから、今回プロフィールでは出生地と出身地を分けて表記しています。
藤原啓治さんの病名
2016年8月に病気療養のため活動休止と話題になった時は病名を伝えられることは無く、世間ではうつ病だったり糖尿病などの憶測が出ていたり。もちろん癌では?という声も上がっていましたが、復帰後の藤原さんから闘病後の副作用が見られなかったとことから違ったのかと一度はみんなが安堵したものの……。
やはり結果は癌でした。
何癌だったかというのは明らかにされていませんが復帰後多くの方が「声が変わった」という印象を受けていたことから喉頭がんの一つ「声門がん」だったのではないかと推測します。
声門がんは比較的発見されやすく、進行するまで転移が見られないという特徴があります。
初期症状としては正門に異常が出るため声が低くガラガラしたり、雑音が入ったざらざらした声になったり息が漏れるといった症状が出るため声優であった藤原さんはすぐにその症状に気付いて検査を受けたのではと思われます。
発生原因は喫煙や飲酒とのことで、お酒が大好きなことで知られていた藤原さんもこれに当てはまります。
また、発症率は50代から高くなり70代でピークを迎えるというところもあり、確立としては非常に高かったのではないかと思われます。
復帰してからも癌との闘病生活は続けておられたのかと思うと最後まで隠し通して役者人生を生き切った藤原啓治さんはとてもカッコイイと思います。
本当ならもっとこの先もたくさんの作品で藤原啓二さんの演技を見ていきたかったです。
心よりご冥福をお祈り申し上げます。
次のページでは藤原さんのデビューから今に至るまでまでをご紹介したいと思います。
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